Loading...

JAってこんなことしてます

(販売事業)

JAってこんなことしてます

段ボール箱の仕様変更 ホウレンソウ資材費抑える 
 JAは、ホウレンソウの出荷コスト削減に向け、段ボール箱の仕様を見直しました。強度や品質を保ちながら規格を調整し、製造ロットを確保することで、従来と比べ生産者への供給価格を最大で約16%抑えました。生産者の費用負担軽減による所得向上と、農産物の効率的な輸送につなげます。
 JAはホウレンソウを管内全域の振興品目に指定して、生産と販売に力を入れています。原料や燃油の価格高騰を受け、2023年8月に段ボール箱の仕様変更に着手。生産者部会の意向や市場ニーズなどを聞き取り、関係者が協議を重ねました。
新しい段ボール箱は、長さ47㎝、幅29.5㎝、高さ40㎝。仕様を細部にわたり見直すことで、段ボールの使用量を減らしました。単色刷りでコストを抑えながら、側面にはJA公式キャラクター「ここまる」を印刷して、新たなファン獲得にもつなげます。
トラック運転手の労働時間の規制が強まる「物流2024年問題」なども考慮。パレット1枚当たりの面積効率が94%。集荷先から市場への効率的な輸送が可能です。
JAは、他振興品目の段ボール箱や包装資材の仕様の検討を進めます。
出荷直売所を拡大 商品充実で消費者増
 JAは、直営する直売所7店舗の出荷要件を緩和し、地域の枠を超えて出荷できるようにしました。出荷できる直売所の拡大や品ぞろえの充実につなげたい考えです。
 従来の出荷は、生産者が所属する旧JAの直売所に限られることが多かったですが、合併メリットを生かした販売方法や新たな出荷者の掘り起こしへ、まず直営の7店舗で出荷できる要件を整えました。
 現在いずれかの直売所に出荷している人は①出荷先の店舗でバーコードラベルを発行して貼付②搬入時間や精算方法は、各店舗の要領に基づく③出荷物は米を除く農産物に限る④生産履歴の事前提出―の要件を満たせは、他の直売所にも出荷できます。
 JAは、物流体制の構築を進め、新たな出荷者の掘り起こしへ農業塾や説明会などを予定します。